
自然の水音と緑でいやされる
都会の納涼スポット
2010.08.06 update.
8月に入り、すっかり夏真っ盛りとなりました。どこか涼しいところに出かけたいけれどなかなか忙しいという方のために、都内でも楽しめる納涼スポットを探してきました。どちらも駅から10分以内でアクセスできます。
優しい木漏れ日の中、整備された遊歩道が続く。交通量の多い目黒通りと環状8号線の近くとは思えないほど穏やかな時間が流れる。
■等々力渓谷(東京都世田谷区)
自由が丘、二子玉川を通る東急大井町線の等々力駅から徒歩2、3分のところに突如現れる自然。東京23区唯一の渓谷である等々力渓谷は、まるで都会の中のオアシスのようです。
取材したのは夏休みが始まったばかりの7月下旬で、この日の最高気温は32度でした。しかし渓谷内に一歩足を踏み入れると空気がスッと変わります。鬱蒼とした木々が強い日差しを防ぎ、歩いていても汗をかかないくらいです。等々力渓谷の涼しさは地元では有名で、この日も散歩を楽しんでいる人が大勢いました。
等々力渓谷の湧き水は地表に出た固い岩盤から溢れ出ているというもの。湧き水の前にはシダ類などの湿生植物が生い茂る。
川のせせらぎ、森の香り、野鳥の鳴き声…都内にいることを忘れてしまうほどの自然の恵みに心が洗われます。湧き水や滝、等々力不動尊、日本庭園、さらには横穴式墳墓など、渓谷内やその近くに見所が多いのも魅力。渓谷に沿って整備された遊歩道は全長1kmで、往復2kmをゆっくり歩いて約60分の散歩となりました。
そして自然の中でリフレッシュした後は、電車1本で行ける自由が丘や二子玉川といった人気エリアで買い物と食事を…。都会にある自然ならではの一石二鳥の楽しみ方がおすすめです。
・・・スポットデータ・・・
○アクセス/東急大井町線 等々力駅より徒歩3分
東京都世田谷区等々力1-22、等々力2-37〜38
大きな岩の間を流れ落ちてくる男滝は、離れたところからでも眺めがいのある迫力。水遊びをしながら見上げる滝は、さらに迫力満点。
■名主の滝公園(東京都北区)
東京都北区の王子駅から10分ほど歩くと、住宅が立ち並ぶ中にぽっかりと『名主の滝公園』が現れます。その名の通り、滝が楽しめる都内でもめずらしい公園です。
江戸時代、『王子七滝』と呼ばれる7つの滝がありましたが、唯一現存しているのが、男滝(おだき)・女滝(めだき)・独鈷の滝(どっこのたき)・湧玉の滝(ゆうぎょくのたき)の4つの総称である『名主の滝』なのです。
現在メインで流れているのは男滝と女滝。8メートルの落差を有する男滝は、眺めるだけでも涼しげですが、夏の期間は水遊びもできます。楽しそうな子どもたちにつられて、筆者も靴を脱いで滝に入ってみました。深さがあまりないので、足をひたひたと浸して涼を取るのにぴったりです。
公園内にかかる橋。滝からの水は渓流となり、橋を潜って池に流れ込んでいる。たくさんの木々が植えられた斜面を利用し、自然の風景を取り入れた美しい回遊式庭園。
ところどころにある東屋(あずまや)では音楽を聴いたり、本を読んだりとゆったりと過ごす方もいました。池には甲羅を干している亀まで……。
公園は、景色を眺めながらのんびり一周すると30分ほど。みなさんも、滝の音を聞きながら木陰の中で緩やかな時間を過ごしてみませんか。
・・・スポットデータ・・・
○アクセス/JR京浜東北線・東京メトロ南北線・都電荒川線 王子駅より徒歩10分
東京都北区岸町1-15-25
○利用時間/午前9時〜午後5時まで(入園は閉園の30分前まで)
※7月15日〜9月15日は午前9時〜午後6時まで(入園は閉園の30分前まで)













