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Monthly Medical Herb
安眠ハーブ

2010.08.25 update.

猛暑だった今年の夏は、夜になってもなかなか気温が下がらず、エアコンの設定温度調節等で夜中に複数回起きるなど、快適な眠りから遠ざかってしまったことも、少なくなかったでしょう。夏も終わりに近づいてくると、「不眠の季節」からやっと解放されます。秋の夜長を迎える前に、「快眠」のためのハーブをご紹介しますね。

 

不眠の原因として、「夜中に何度も目が覚める」が挙げられます。頻尿などの泌尿科疾患の可能性がある場合は、専門医に診察してもらいましょう。ハーブティーは「ちょっと眠れない」という、不安度が比較的低い人におすすめ。

また無理矢理、寝酒を飲んでいるけど、効果があまりないという人も、ハーブティーに換えてみるのは、いかがでしょう。酔って帰宅して、そのまま寝てしまったけど、夜中に目が覚めてから眠れなくなったという経験はありませんか?寝酒は一時的に眠くなりますが、醒めてしまうと、反対に熟睡を妨げることになります。質の良い眠りを求めているのなら、寝酒はあまりおすすめできませんね。

さて「眠り」を考える上で大事なことは、起きる時間を一定にすることです。
自分にぴったりな睡眠方法を見つけることは、自分のリズムを作ること。
またカルシウムやマグネシウム、ビタミンB群を多く含む食事(野菜)を心がけましょう。
この2つは、健康や美容に留意する点でも、かなり重要なことです。

 

安眠のための基本ハーブ、それはジャーマンカモミール。ストレス緩和に効果を期待できるからです。このハーブは夜だけでなく、日中より少しずつ飲みましょう。神経系に栄養を養い、体調を整えてくれます。

★ジャーマンカモミール+パッションフラワー+リンデン
ジャーマンカモミールは「万能ハーブ」と呼ばれ、家庭常備のハーブの代表として広く愛飲されています。ストレスや不安、怒りなどを落ち着かせる精神鎮静ルートに作用するので、不眠だけでなく、ストレスに関する病気にも幅広く使えます。

またパッションフラワーは緊張を和らげ、眠りを深める天然のトランキライザーとして、アメリカ先住民の間で、伝統的に使われてきました。神経をリラックスさせる効果があるので、寝つきが悪い人、ちょっとした音や光の刺激で目が覚めてしまい、その後の眠りが浅い人におすすめ。

そしてリンデンは高ぶった気持ちを鎮め、緊張を解く優れた鎮静効果を持つハーブ。末梢神経の炎症を癒す効果を持っています。就寝直前まで、仕事などで緊張が続いている人、疲れているのに緊張が解けずに寝付けない人に、どうぞ。夕食以降に飲むのがおすすめのハーブです。

 

ハーブの働きや、選び方の基本はこちらをご覧ください。
ハーブを有効に活用するための「基本の基」

 

<監修者プロフィール>
日扇会第一病院 診療部長
呼吸器・アレルギー内科専門医

入谷 栄一(いりたに えいいち)

東京女子医科大学を経て、日扇会第一病院で最先端医療を行うほか、山手クリニックで月に2回ほど日本初ハーブ専門外来も行う。現代医療に補完代替医療を組み合わることで、その人に合ったテーラーメイド医療を提案できるプロフェッショナルとして全国で活躍中。また日本メディカルハーブ協会理事、融合医療研究会理事長など数多くの役職に就く。著書『病気が消える習慣』(経済界)など

入谷栄一  公式サイト

<text:佐々木真理>

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Life 編集長 吉良直子