
Monthly Medical Herb
納涼ハーブ ~夏の体の温度調整
2010.07.28 update.
本格的な夏が到来しました。
熱帯夜も続くと、つい冷房をオンのままにしてしまいがち。この時期に気をつけたいのは、クーラー病です。“冷えは万病の元”です。温度設定に留意しながら、ハーブで予防はいかがでしょう。
また冷たい飲み物をつい口にしたくなる時期に、喉を潤すのなら、手頃な感覚で、麦茶はいかが?
子供からお年寄りまで、昔から親しまれている麦茶には、健康や美容の効能がいっぱい。
やかんで煎じてもOK、ガラスの容器に市販の麦茶の袋を一つ入れて冷蔵庫で冷やしてもよし、ペットボトルで、手軽にオフィスで!
懐かしい味で、癒されてください。
★ジャーマンカモミール+エルダーフラワー
基本は、ジャーマンカモミールを温かい状態で飲むことです。
そこに少量のエルダーフラワーを加えると、より効果的。
特に寒気、頭痛、肩こり、首の痛みにも効きやすいでしょう。
★ハイビスカス+ルイボス
クーラー病の日常ティーとして、ジャーマンカモミールのほか、ハイビスカスとルイボスのブレンドティーもおすすめです。
腰や足の痛み、全身の血行不良に効果が期待できます。
★ターメリック(うこん)
婦人科系の症状や泌尿器系のトラブルに悩む人には、この時期はさらにつらいですね。
熱いミルクティーにターメリックを入れて飲むと効果が期待できます。
どうして昔から日本人は、夏に麦茶を飲むのでしょう。
それは「体を冷やす」働きがあるからです。
きゅうりなどの夏野菜が「体を冷やす」働きと同じです。季節の風物詩のようなもの。
ただし、「冷え症になる」ほどのものではないので、安心してください。(でも、くれぐれも飲み過ぎないように!)
はと麦(別名:ヨクイニン)は「穀物の王様」と呼ばれ、美肌に効果の高い穀物として、女性を中心に人気のお茶です。
「はと麦は肌をなめらかにする」と言われるのは、タンパク質を多く含み、アミノ酸のバランスもよく新陳代謝を増進させる作用があるから。さらに、ビタミンB1・B2、カルシウム、鉄、食物繊維も多く含むので、シミ、ソバカス、肌荒れに期待大です!
特に「イボ取り」効果は有名。豊富な栄養素で免疫力を高めイボの拡大を抑制し、新陳代謝の促進で「イボの原因となるウイルス」を体外に排出。そのため古くから民間療法として水いぼの改善などに利用されてきました。
またノンカフェインなので、幼児からお年寄りまで安心。
お盆の時期に、田舎のお祖父ちゃん、お祖母ちゃんを囲んで、子供から両親まで、スイカやとうもろこしを食べながら、麦茶をすする。日本の夏の光景が目に浮かんできますね。
ノスタルジィに浸ることで、癒し効果も望めますよ!

ハーブの働きや、選び方の基本はこちらをご覧ください。
ハーブを有効に活用するための「基本の基」
<監修者プロフィール>
日扇会第一病院 診療部長
呼吸器・アレルギー内科専門医
入谷 栄一(いりたに えいいち)
東京女子医科大学を経て、日扇会第一病院で最先端医療を行うほか、山手クリニックで月に2回ほど日本初ハーブ専門外来も行う。現代医療に補完代替医療を組み合わることで、その人に合ったテーラーメイド医療を提案できるプロフェッショナルとして全国で活躍中。また日本メディカルハーブ協会理事、融合医療研究会理事長など数多くの役職に就く。著書『病気が消える習慣』(経済界)など
<text:佐々木真理>














