
Monthly Medical Herb
梅雨時のハーブ 〜リフレッシュ&プチうつ対策
2010.05.26 update.
梅雨時は、何かと気分が滅入ってしまう季節です。やる気がない、眠れない、何に対しても関心が持てない、不安を感じる、食欲がないなど。対処法は、リフレッシュする時間を持ち、上手に気分転換をすること! そこで脳や体をスッキリさせるハーブティーをご提案します。ペパーミント+セージ+ローズマリーのハーブティーで食欲増進、頭スッキリが期待。ペパーミントの比率を多めにするのがポイントです。
頭スッキリ ハーブティーの成分
・ペパーミント
消化不良、眠気、偏頭痛、心身疲労、過敏性腸症候群
・セージ
ホルモン調節作用、強壮作用、殺菌作用、消化促進作用、浄血作用
・ローズマリー
血液循環の促進、代謝促進、頭脳明晰化作用、殺菌作用

また季節性の疾患では、この時期はうつ病がクローズアップされます。
うつ病の原因はいまだはっきりと解明されていませんが、ストレスが発症に関係していることがわかっています。自覚症状が顕著である場合は、専門医に診察して貰うことが必要です。病院にいくほどでもない、「プチうつ」の方には、次のようなハーブがおすすめです。
・セント・ジョンズ・ワート
うつ病の治療によく用いられるハーブ(詳しくは下記をご覧ください)
・朝鮮人参
気分が晴れやかになることが確かめられています
・イチョウ
抗うつ剤が効かない致傷抵抗性うつ病の患者さんに抗うつ剤と一緒に用いたところ、
効果があったとの報告があります
このハーブは非常に歴史があります。夏至の日に収穫すると最も治癒力が強いといわれ、「少し落ち込んだ」「今日は気分がすぐれない」時によく使われます。別名「サンシャイン・サプリメント」。生体リズムを調整するホルモン(メラトニン)の分泌を高めるといわれるほか、近年になって抑うつに対する効果が確認され、軽度のうつ病に使用されています。欧米やドイツでは、医師が患者に処方しているくらいです。

セント・ジョンズ・ワートを使用する際の注意点
医薬品を使用中の場合には積極的に使わない、もしくは主治医と相談すること。明らかな精神疾患がある時は専門医の受診すること。特に以下の薬との併用はしないでください。
抗HIV薬(インジナビル)、強心剤(ジゴキシン)、免疫抑制剤、気管支拡張剤(テオフィリン)、血液凝固防止薬(ワーファリン)、経口避妊薬、抗てんかん薬、抗不整脈薬です。
ハーブではカバカバ、パッションフラワー、ホップとは併用を避けてください。
妊娠中の女性、授乳中の母親、幼児(5歳以下)には使いません。
ハーブの働きや、選び方の基本はこちらをご覧ください。
ハーブを有効に活用するための「基本の基」
<監修者プロフィール>
日扇会第一病院 診療部長
呼吸器・アレルギー内科専門医
入谷 栄一(いりたに えいいち)
東京女子医科大学を経て、日扇会第一病院で最先端医療を行うほか、山手クリニックで月に2回ほど日本初ハーブ専門外来も行う。現代医療に補完代替医療を組み合わることで、その人に合ったテーラーメイド医療を提案できるプロフェッショナルとして全国で活躍中。また日本メディカルハーブ協会理事、融合医療研究会理事長など数多くの役職に就く。著書『病気が消える習慣』(経済界)など
<text:佐々木真理>














